歯並びの予防|溝の口から徒歩5分の歯医者、佐和歯科クリニックは虫歯治療、歯周病予防、歯並び予防に力を入れています。

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歯並びの予防

不正咬合の原因がついに解明

近年、矯正歯科の分野で、非常に「画期的な発見」があったのをご存知でしょうか?人間の歯並びが悪くなる、例えば、いわゆる「出っ歯」だったり「受け口」だったり、「がたがた」「乱ぐい歯」などの、「不正咬合の原因」が解明されたのです。

「不正咬合」の主たる原因とは、「正しくない唾の飲み込み方」だったのです。

アメリカで1960年代くらいから不正咬合の原因の研究が開始され、それが、1980年代に日本にも紹介され始めます。2002年には、日本でも「日本口腔筋機能療法研究会」という研究会が発足され、これが元となって、2013年に「日本口腔筋機能療法学会」という学会が組織され、本格的に「不正咬合の原因」が解明されてきました。

「原因」がわかれば「予防」が可能となり、子供たちの「出っ歯」や「受け口」「がたがた」などが、「予防」出来るようになったのです。「歯並びの予防」の時代がやって来たのです。

お子様の歯並びも「予防」を

今までは、小学生の頃とかに、なんとなく歯並びが悪くなりそうだなあ、と思っても、少し矯正するか、あるいはそのまま放置して中学生高校生くらいや大人になって、十分がたがたになってしまってから、何本か歯を抜いてワイヤーで何年か歯を動かして矯正するというのが一般的でしたが、今後は、そういう治療法は非常にまれなケースとなっていくでしょう。

子供の不正咬合の原因

そもそも、子供の不正咬合とは、大体5~6歳くらいの頃からおよその診断が付くようになります。具体的に言いますと、「①がたがた、乱ぐい歯、開咬」「②出っ歯、すきっ歯」「③受け口、反対咬合」などが、代表的な不正咬合です。
この3つの種類の不正咬合、よく観察してみると3つの種類に「3つの特徴」があることに気が付きます。

不正咬合の3つの特徴

①がたがた
上下ともアゴが小さい
②出っ歯
下のアゴが小さい(=上のアゴが大きい)
③受け口
上のアゴが小さい(=下のアゴが大きい)

歯並びが悪くなる、いわゆる「不正咬合」の主な原因は、子供の「アゴの成長不足」だったのです。

アゴと歯並びの関係性

上下のアゴがしっかり成長してくれれば、ほとんどの不正咬合は防げることがわかってきました。
でも、それって「遺伝」とかでアゴの形は決まっているんじゃないの?と、突っ込まれる方もいらっしゃるかも知れません。確かに、骨格の形態や大きさは、ある程度の遺伝もあるといわれていますが、実際に起こっている不正咬合のほとんどは遺伝や骨格性ではないといわれています。

もう一つ分かっていることは、上のアゴが大きく成長すれば、下のアゴはつられて自動的に大きく成長しやすい、ということです。上のアゴさえ大きく成長してくれれば、上下とも正常に成長して、歯並びも綺麗に並びやすいのです。

上のアゴを成長させているもの

では、上のアゴを成長させているものは何なのでしょうか?上アゴの成長の秘密とは?

それは「舌」による、歯の裏側から外への「歯の押し出し」だったのです。

「歯並び」とは、実は、「舌の形」そのものだったのです。正常な人は、何かを飲み込むとき、舌と口蓋(口の中の天井の固いところ)の間に物を挟みこんで、舌を天井に押し付けながら奥へと食べ物を送り込んで飲み込んでいきます。その圧迫の力で歯並びが広がっていくのです。これが上アゴの成長です。

生まれて間もない赤ちゃんも、生きていくために、本能的にお母さんのおっぱいを飲み始めます。
実は、赤ちゃんは、お母さんのおっぱいを「吸い込んで」飲むのではなく、舌と口蓋でおっぱいを挟んで「絞り込んで」飲んでいます。おっぱいは吸っても出てこなくて、絞って初めて出てくる構造になっているのです。舌と天井で乳首を挟んで絞ることで、母乳が出てきます。その度に、上アゴは押し付けられ、どんどん拡大・成長していくのです。そして、舌を天井に押し付けて飲み込むという、「正しい嚥下」を覚えていくのです。

哺乳瓶がアゴの成長を妨げる!?

赤ちゃんのときにおっぱいからでなく、哺乳瓶で育つと、上アゴの成長が阻害されることがわかってきました。哺乳瓶の先は実は「絞らなく」ても、ストローのように「吸い込む」だけでミルクが出てくるので、舌と天井で絞らなくても、唇とほっぺたの筋肉の力で「ちゅうちゅう」吸い込むような方法でも飲めてしまいます。

これでは上アゴの成長どころか、飲み込むときの唇とほっぺたの圧迫で、上アゴも下アゴも成長は抑制されてしまうのです。0歳のときの飲み込み癖は大きくなってもずっと続き、やがて、小学生くらいになって初めて、アゴの成長不足からくる「歯並びの悪さ」に気がつくのです。

ここで、慌てて歯並びだけを何らかの方法で整えても、正しい嚥下の仕方をマスターしていない人は、歯並びが後戻りしたり、すき間が開いてきてしまったりするのです。
これが、従来からの、歯を抜いて行う矯正治療の欠点で、問題を起こしてしまうメカニズムです。言わば、力ずくで無理やり歯並びを良くしても、歯は、自分の居心地のいい場所へと、勝手にまた戻っていってしまうのです。すごく当然といえば当然の話です。

「舌飲み込み」と「ほっぺた飲み込み」の違い、ご理解いただけましたでしょうか?

ほっぺた飲み込みのもう一つの問題点

「ほっぺた飲み込み」には、もう一つ、大きな問題点が潜んでいます。
それは、「ほっぺた飲み込み」の人は「口呼吸」になりやすいということです。
正常な「舌飲み込み」の人は、鼻で呼吸する正常な方法「鼻呼吸」を獲得します。「鼻」は、言わば、「空気清浄機」。埃や細菌、ウイルスなどをフィルター効果で排除し、適度な湿度を加湿してから、空気を肺に送り込みます。

これに対して「口呼吸」の人は、フィルター効果も加湿効果もなく、直接、肺に空気が送り込まれるので、インフルエンザやウイルス感染にかかりやすくなってしまうのです。 さらに、のどの扁桃腺やアデノイドも感染から肥大しやすくなり、それがさらに鼻閉塞を促進して、ますます鼻から呼吸出来にくくなります。

「口呼吸」の人は、いつも「お口が、ぽかーん」と開いている感じで、口元を見ればすぐにわかります。
このような子供は、風邪をひきやすく、すぐ熱を出したりという虚弱体質になりやすいです。
そして、歯並びもよくないのが特徴的です。

院長自身も悩まされた口呼吸の弊害

かくいう私自身も、赤ちゃんのときミルクと哺乳瓶で育ち、口呼吸で、しょっちゅう熱を出して学校を休んでいました。歯並びもがたがたで、小学校4年生のときには扁桃腺が頻繁に腫れて高熱を出すので、扁桃腺とアデノイドの「摘出手術」を受けました。

のどのリンパ組織をなくしたことになるのですが、その後も相変わらず風邪を引きやすく、19歳の時には今度は首のリンパ節が腫れてとまらなくなり、発熱が40日以上続きました。「結核性リンパ節炎」という診断を受け、抗生物質を飲んだのですが、アレルギーで顔が真っ赤になってしまい、今度は「頚部リンパ節」を全部摘出する手術を受けることになりました。ところが幸い、50日目くらいに、奇跡的に突然自然治癒したので、オペは受けずに済んだのですが。。。
今は、ほとんど風邪もひかなくなりましたが、20代30代の頃まで、よく風邪をひいて熱を出すのには、本当に悩まされてきました。

この一連のことが、「哺乳瓶」に原因があるかもしれないと思うと、恐ろしいことだと思います。

お母さんのおっぱいと同じ構造の哺乳瓶

「ビーンスターク」という哺乳瓶をご存知でしょうか?今は、哺乳瓶の乳首も改良されたものが幾種類か市場に出回っています。
それは、お母さんのおっぱいと同じ構造をもつ哺乳瓶で、乳首のところが吸ってもミルクが出てこない構造になっており、自分の舌と口蓋で乳首部分を「搾り出す」ようにしないとミルクが出てこない、お母さんの乳首と同じようにしないと飲めないようになっています。

この哺乳瓶で育つお子様は、おそらく、歯並びもきれいに並び、口呼吸にもならず、鼻呼吸で健康的にすくすくと育っていくことでしょう。

正常な歯並びと鼻呼吸に矯正することができます

不幸にして小学生くらいで、歯並びに問題がありそうなお子様も、今ならまだ大丈夫です!
小学生くらいなら、今からでも嚥下の仕方を審査して、今後起こりそうな不正咬合を予測し、「舌飲み込み」の練習・習得をし、現在、成長が不足している部分を成長促進させてあげることで、数年で正常な歯並び、正常な鼻呼吸へと誘導してあげることが可能です。

それが、「MFT(Myo Functional Therapy、口腔筋機能療法)」というものと、「プレオルソ」「T4K」「マイオブレイス」「マルチファミリー」などの「マウスピース型矯正装置」です。

マウスピース矯正専門サイト

舌の体操とマウスピースで歯並びを綺麗に!

MFTという「舌の体操」をすることで、まず、正しい「舌飲み込み」と「鼻呼吸」のやりかたを習得し、その上でさらに、成長の遅れているアゴを選択的に成長促進させてあげる「マウスピース」をおうちにいるときだけはめておくだけで、必要なアゴの成長が獲得され、歯並びが自然と良くなっていきます。

これが、現在、世界中で行われ始めている、まったく新しい次世代の小児矯正装置「マイオブレイス」です。従来の矯正治療との根本的な違いは、下記です。

マイオブレイスと従来の矯正治療との違い

  1. ①歯を抜くことはありません
  2. ②歯を削ったり、麻酔の注射をしたりしません
  3. ③基本的には、ワイヤー(針金)を使いません
  4. ④自宅にいるときだけ使用し、学校へは持って行きません
  5. ⑤理論的に、後戻りすることがありません
  6. ⑥費用が、従来の方法より比較にならないくらい安価です
  7. ⑦13歳くらいで終了する(非常に早く終了します)

などなど、です。
前に、子供の3つの不正咬合の分類を示した項目をご提示しましたが、マイオブレイスなどのマウスピースも、この3つの分類に応じたマウスピースが準備されており、これによって、そのお子様のアゴの状態に応じたアゴの成長が期待され、目的通りの成長が獲得できれば歯並びは自然に綺麗にならび、自然に並んだ綺麗な歯並びは、後戻りすることはありません。

1.がたがた

特徴

上下ともアゴが小さい

マウスピース

上下共のアゴを成長促進させるマウスピースを装着する

2.出っ歯

特徴

下のアゴが小さい(=上のアゴが大きい)

マウスピース

下のアゴを成長促進、上のアゴの成長抑制させるマウスピースを装着する

3.受け口

特徴

上のアゴが小さい(=下のアゴが大きい)

マウスピース

上のアゴを成長促進、下のアゴの成長抑制させるマウスピースを装着する

矯正治療した経験があるわけではないのに、もともと綺麗な歯並びの人がときどきいらっしゃいますよね。多少、不正咬合になりそうになっているお子様の歯並びを、自然に綺麗に並んだ人のように「仕向けてあげる」というのが、この矯正法です。
成長してしまったものが、成長前の状態に戻らないのと同じように、成長して綺麗に並んだ歯並びは、成長前の状態に戻ることはあり得ないのです。

成長因子と身長

私は身長が165cmしかありません。まあ、男性なら175cmくらいの身長は欲しいところです。しかし、何らかの成長抑制因子が子供の頃の私に働きかけて、私の身長は165cmまでしか成長出来なかったのです。

しかし、もし、何が子供の身長を、やや平均的な175cmくらいまで成長させているのか?逆に、何が邪魔をして成長を抑制してしまうのか?その抑制を排除することは出来るのか?その方法は?

当時それが分かっていて、私もその方法を適応していれば、おそらく、私も身長175cmくらいまで成長することができたでしょう。そして、後戻り(?)して165cmに小さくなってしまうことなど、あり得ないことでしょう。

現在の矯正治療では、アゴの成長促進因子と、成長抑制因子が「発見」され、その成長促進方法、ならびにアゴの成長抑制因子の排除方法が確立されました。それが、MFTおよびマイオブレイス治療なのです。誰もが、身長175cmになれるようになった、ということです。

マイオブレイスについて

MFTは、「舌の体操」のようなもので、特別な道具や機械などは、一切不要です。
自分の正しい「舌の動かし方」や、「水の飲み込み方」などを練習するだけです。
この正しい動かし方・飲み込み方を習得して、いつのときも正しい方法でできるように、練習することなのです。実は、これがなかなか難しいのです。

また、マイオブレイスは、シリコンで出来たとても柔らかいマウスピースで、自宅にいるときに1時間、テレビを見ながらや、宿題をするときなどに、お口にはめておくだけでOKという、非常に簡単な治療法です。少し慣れてきたら、寝るときにも朝まではめて頂きます。

たったこれだけのことで、美しい歯並びが、誰でも簡単に獲得できるのです!

矯正専門医院では歯並びの予防を行っていない

いわゆる「従来からのワイヤー矯正」などを主体に行っておられるような「○○矯正歯科」などという矯正専門医院さんでは、このような「歯並びの予防」治療は通常は行っていません。なぜなら、このような方法で歯並びを予防してしまえば、「仕事がなくなってしまう」からです。

もちろん、矯正専門医院さんでもMFTを行ってるよ、という歯科医院さんは沢山あるかもわかりませんが、それはあくまで「ワイヤー矯正の補助」的なMFTであったり、「ワイヤー矯正後の後戻り防止」のためのMFTであったりと、「ワイヤー矯正=多額な費用」ありきの矯正治療であったり、MFTであったりすることがほとんどでしょう。

佐和歯科クリニックが行うのは矯正を避ける矯正治療方法

佐和歯科クリニックで行っている矯正治療は、従来法である「ワイヤー矯正を避ける」、あるいは「抜歯矯正を避ける」ための矯正治療方法です。 ここが、従来からのワイヤー矯正治療とまったく異なる点です。

それとこの矯正治療法の大きな利点は、リスクが非常に低い、ということです。

メリット

  • 費用がワイヤー矯正より圧倒的に安価
  • 治療期間が、12-3歳までと非常に短い
  • 歯を抜いたり、削ったりすることがない
  • 痛みを伴うようなことが、非常に少ない

デメリット

  • お子様・お家の人の協力が必要である
  • 細かい歯並びの微調整ができない

この方法である程度まででも歯並びが改善できていれば、将来もし、ワイヤー矯正で完全に綺麗に並べたい、という状況が来たとしても、多くの場合「抜歯矯正」を避けることまでは実現できるでしょう。何もしないで成長期をすぎてしまうと、多くの場合、「抜歯」しないと歯並びのスペースが確保できない事態が起こりかねないのです。

あなたの大切なお子様も、小学低学年ならまだ大丈夫です。少しでも歯並びや、口呼吸に不安をお持ちでしたら、ぜひ一度、当院にご相談にいらしていただくことをお勧めいたします。

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