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タバコと歯周病の関連性
こんにちは!
歯科衛生士の吉崎です。
皆さんの中にもタイトルの「タバコが歯周病を悪化させる」という話、耳にしたことがある方も多いかと思います。
では、具体的にはどのようにタバコと歯周病が関連しているのでしょうか?
タバコは様々な疾患のリスク因子として有名かと思いますが、もちろんそれは歯にも同じこと。
タバコの有害物質により、免疫力が低下して歯周病の進行を早めることに加え、歯茎の修復力が衰えて炎症が治りにくくなるのです。
タールにプラークと呼ばれる細菌の塊がくっつくことによってより歯周病になりやすい環境を作ってしまうだけではなく、メラニン色素が増えることで歯茎の色も悪くなり見た目にもよくありません。喫煙している方とそうでない方の歯茎の色を見比べてもらうと、一目瞭然だと思います。
歯茎の色以外にも、タバコを吸っていると歯の表面にヤニと呼ばれる着色汚れが付いてきますよね。
着色汚れがついてしまうと普通の歯磨き粉ではなかなか落とすことが出来ず、歯医者さんで専門的なクリーニングを受ける必要があります。
そしてなんと、喫煙している方の歯周病の進行は約10年も早くなるというデータもあるんです!
現代人が歯を失う原因として、最も多いのが歯周病です。
大事な歯を生涯守っていくためにも、禁煙を検討してみてはいかがでしょうか?