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歯と歯の間に挟まったら、なにかのサイン!?
こんにちは
歯科医師の多田です!
歯と歯の間に「食べ物が挟まりやすくなった」や、「何かが引っかかっているような感じがありなかなか取れない」というような経験をしたことはありませんか?
野菜や肉など筋のあるような繊維性の食品など歯に挟まりやすいものがある一方で、歯の状態によっても挟まりやすくなることがあります。
一般的に歯と歯の間に物が挟まりやすい場合は、以下のようなことが考えられます。
【歯と歯の間に虫歯ができている場合】
歯と歯の間に虫歯があると、虫歯によってできた穴に食べ物が引っかかり挟まりやすくなることがあります。
これらは虫歯を治療することで改善します。
【歯と歯の間に隙間がある場合】
虫歯はないが、歯の間に物が挟まる場合は歯と歯の間に隙間があることがあります。歯周病によって隙間ができてきてしまう場合や咬み合わせが原因となり、歯が少しずつ移動してしまい、隙間ができてくる場合などがあります。
これらは被せ物がある場合には、それを外して隙間がなくなるように新しい被せものを作り直すこともあります。また咬み合わせを調整することもあります。
【隣り合う歯と歯に段差がある場合】
歯の高さが周りの歯より、一段高くなっていたり、低くなっていたり歯並びに段差があると、物が挟まりやすくなることがあります。
これらは歯を削ったり、詰め物や被せ物で調整する場合や、矯正治療が必要になることもあります。
歯に食べ物が挟まってしまっても、歯ブラシや爪楊枝などで簡単に取れ、虫歯でもなければ、治療は必要ないかもしれません。しかし、同じ場所に頻繁に挟まるという状態が続くと、虫歯ができたり、口臭の原因となったり、その場所から気がつかないうちに歯周病が進む場合があるので、注意が必要です。
こういった症状に気が付いたら早めに歯科医院にご相談されることをお勧めします!