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歯科医院への受診に関して
新型コロナの蔓延は本当に心配ですね。
歯と歯ぐきの治療や、定期検診・定期管理・フッ素塗布など、この時期にでも受診すべきか?
それとも、先延ばしした方がいいのか?
皆さまもすごく迷われておられる方が多くいらっしゃると思います。
歯科医院受診による感染予防の観点からは、3つ、心配点があると思います。
①受診する患児や患者さんが、歯科医療スタッフや、医療器具から感染してしまうのではないか?
②歯科医療スタッフが、来院した患児や患者さんから感染を受けてしまうのではないか?
③来院された患児や患者さんが、別の患者さんから感染してしまうのではないか?
あるいは、受診した自分が、別の患者さんに感染をうつしてしまうのではないか?
①と②の心配点については、現時点でほとんど心配は無いかと思います。
新型コロナ流行の遥か以前から、我々歯科医療スタッフはあらゆる感染症から、患者さんと自分たちを
守るために、あらゆる手段を講じて感染予防に努めてきました。いわば感染予防のプロの自負があります。
③に関しては、いわゆる「ソーシャル・ディスタンス」や「3密」の防止などの徹底が必要です。
歯科医院の待合室や診察室の感染予防対策、混雑の回避、来院者さん個人個人のマスクの着用や、
手指消毒など、来院者の皆さんのご協力があって初めて実現できる要素もあります。
受診すべきかどうかは、その方の状況や、同居されているご家族の状況によって、
大きく異なると思います。
ご自身がご高齢であったり、感染症が重症化しやすい持病をお持ちの方、また、
そのような方と同居されていられる場合は、特に慎重にご判断された方がよろしいかと思います。
今の所、乳幼児や小中高生が感染して重症化した例は、全くというほど報告されていません。
お子様の感染が問題になるのは、感染したお子様が無症状のまま、他のご家族や接触者に
無意識のうちに感染させてしまうことだと思います。
当院では、GW明けからは、混雑解消の為に日曜日・木曜日も診療を開始します。
日数を増やして、毎日診療にすることで、同時に来院される方を極力なくし、
来院者同志の相互感染の可能性を減少させるのが目的です。
我々は、歯の定期管理等がすべて「不要不急」の歯科医療であるとは思っておりません。
ある方にとってはすごく重要で、長期的な健康を維持するためにとても大事な医療だと思っています。
周りの状況などをよくご考慮の上、時機を見てのご来院をお待ちいたしております。
お大事になさって下さい。