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虫歯で歴史が変わるかも!?
皆様こんにちは!
歯科医師の刑部です。
最近自分が毎週楽しみに見てるドラマがあります。
それは青天を衝けという幕末から昭和まで生きた
実業家、そして次の日本のお札の顔となる
渋沢栄一さんを扱った大河ドラマです。
吉沢亮さんが演じる渋沢栄一は江戸時代に農民として生まれ
後の将軍徳川慶喜の
家来になり明治の世になると実業家として日本の発展の礎を築いていきます。
彼のパワフルな人生を見ると月曜日からまた仕事をする自分に
沢山の活力を与えてくれます。
そして大河ドラマには実在した偉人たちが沢山登場し、物語を
彩ってくれます。
そのなかで歯科医師として注目したいのが磯村勇人さんが演じる
14代将軍徳川家茂です。
この家茂さん何故歯科医師として注目したいのかと言うと
なんとお墓の発掘調査をした際、永久歯の32本のうち親知らずが
1本完全に脱落し、残り31本中30本は全て虫歯だったそうです。
虫歯の大きさから神経まで達してる歯も何本もありめちゃくちゃ痛い
時があっただろうなぁと感じてしまいます。
それもそのはず家茂さんは甘い物が大好きで、もなかやぜんざい、カステラなど
をとても好んで召し上がってたみたいです。
この家茂さん最後の将軍徳川慶喜の活躍に比べればあまり目立たなく、皇女
和宮様と政略結婚のような形で結婚し、総大将として出陣した戦争の最中
病気で20歳の若さで亡くなったので気弱で地味な印象が強いですが、
実際は京都から江戸に嫁いできた和宮様をとても優しく労ってあげたり、
将軍としては229年ぶりの京への上洛も立派に勤め上げ、大変聡明で
優しい将軍だったそうです。
幕臣勝海舟も家茂さんの事を大変評価していて、一生の忠誠を抱いていたそうです。
そんな家茂さん先述の通り20歳の若さで亡くなったのですが死因は脚気だそうです。
ビタミンB1不足でが生じて起きる脚気という病気、20世紀になるまで原因も
治療法もわからない病気でした。
虫歯が原因でビタミンB1を含む食べ物もあまり食べる事もできず、
食べる事のできる柔らかい大好きな甘い物に含まれる糖分がビタミンB1の吸収を
阻害して病状がどんどん進行して心優しい青年将軍は短い生涯を閉じてしまい
ました。
その後に将軍になった徳川慶喜が江戸幕府を終わらせ、明治、
大正、昭和と近代日本へと変わっていくのです。
いかがでしたか?
もし家茂さんが虫歯の治療をしっか治療できていて長生きしていたら
日本はどうなっていたのでしょうか??
慶喜さんとはまた違うタイプの聡明さで心優しい家茂さんが
トップだった場合は今とは違う未来になってたかもしれません。
虫歯が歴史を変えるというのは全然大袈裟ではないのです。
皆さんが虫歯を治したり口腔内環境を整える事が世界の未来を変える
かも知れません。
少なくとも皆さまの人生をより良いものに変えるのは間違いないです。
その際は是非佐和歯科クリニックのスタッフにお手伝いさせて下さい。