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寝たきりの方の歯磨きとは?
こんにちは!
歯科助手のだいまるです。
梅雨が明けたとは言うものの蒸し暑い日が続きますが、皆さま体調崩されていないでしょうか?
暑さに身体が慣れていない今だからこそ、こまめな水分補給やしっかり栄養をとり適度な運動も大切です。
また、お忙しいと思いますが適度な休養もとりながら免疫力を下げないよう気をつけましょうね!
さて今回は様々な事情で寝たきりになっている方の口腔ケアについてお話ししたいと思います。
口からお食事をとっていない方にも歯磨きは必要だということ、皆さまはご存知でしょうか。
『歯磨き』というと、食べもののカスを取り除くというイメージがあるかと思いますが、口腔ケアの一環としての歯磨きは、口の中の細菌を取り除くことが目的とされています。
通常、口の中というのは唾液によって殺菌されています。しかし『食べる』という刺激がないと、口の中で唾液の分泌が少なくなり洗い流すことが充分にできないと言われています。
なので、『食べる』という刺激により唾液が多く分泌される食後が細菌の数から見ると1番綺麗で、『食べる』という刺激がない人ほど細菌は増える環境にあるということになります。よって、口からお食事をとっていない方にも歯磨きは必要なのです!
体を起こすこと自体が困難な場合は、『誤嚥』といって飲食物や唾液を飲み込んだときに気管に入ってしまう心配があるので、水気を切った歯ブラシでブラッシングをして、最後にガーゼ等で水分や汚れを拭きとるのがベーシックな方法とされています。
毎日のことでついつい面倒になることもあると思いますが、当院のブログを介して口腔ケアを見直すきっかけになればと思います!
くれぐれも体調を崩さないようお気をつけください!